
日本コカ・コーラは、従来型と比べて最大95%の節電を実現したピークシフト自動販売機の設置が、2013年1月の開始以来2年足らずで6万台を突破したと発表した。当初の計画を上回るペースで設置が進んでいることから、同社は目標を上方修正しており、2020年までに50%の自動販売機をピークシフト自販機に切り替える。(オルタナ編集部=佐藤理来)
ピークシフト自販機とは、飲料を夜間に集中的に冷やすことで、昼の時間は保冷で乗り切り、節電に努めたもの。最長16時間冷却を停止したままで、冷たい製品を提供できる。同社代表取締役社長のティム・ブレッド氏は7月31日お台場新大陸内で行われた記念式典で、「20年前からサステナビリティ実現への取り組みは行っていた。しかし、その速度は近年早まっており、需要の高さがうかがえる。ピークシフト自販機で2011年比55%の電力削減に努めたい」とコメントした。