記事のポイント
- 環境省がスコープ3のGHG排出削減の支援を本格化へ
- GHG削減につながる設備投資を最大で「15億円」補助する
- 補助率は大企業で3分の1、30%以上の削減効果が条件だ
環境省がスコープ3の温室効果ガス(GHG)排出削減の支援を本格化する。GHG削減につながる設備投資を補助金で支援する。補助の上限額は1事業者につき15億円で、補助率は大企業で3分の1。現在稼働する設備と比べて30%以上の削減効果を見込めることが条件だ。(オルタナ輪番編集長=池田真隆)

環境省が公募中の事業の名称は、「Scope3排出量削減のための企業間連携による省CO2設備投資促進事業」。事業者がバリューチェーンを構成する複数のサプライヤーなどと連携して、自社のスコープ3のGHG排出削減につながる設備投資を促すことが狙いだ。
補助対象の設備は、現在の設備に対して30%以上の削減効果が見込めるものに限る。補助率は中小企業で2分の1、大企業で3分の1だ。補助上限額は1事業者につき15億円で、事業期間は最大で3カ年。公募締め切りは、2025年12月19日17時。
環境省は、バリューチェーン全体のGHG排出削減を後押しし、産業競争力の強化を図る。
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