
トヨタ自動車は1月11日、米国デトロイトで23日まで開催される北米国際自動車ショーに、同社のハイブリッド車「プリウス」の派生車で荷室空間を拡大した「プリウスv」を出品したと発表した。ハイブリッド車で先行する同社が、北米でのエコカー市場で優位を保つ狙いだ。
プリウスvは現行のプリウスと同じ動力装置を搭載しつつ、車体が一回り大きいワゴンタイプとなり、荷室空間が約6割も拡大したのが最大の特徴。乗車定員は5人で、同社では「顧客の多様なライフスタイルに応える」としている。
トヨタは今回の北米ショーに同車のほか、現行のプリウスより小型の「プリウスcコンセプト」や、「プリウス プラグインハイブリッド」なども展示。北米自動車市場では主要各社が相次いでEV(電気自動車)の投入を発表するなど、エコカーを巡る競争が激しさを増している。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年1月11日