■中川政七商店・13代中川政七(会長)インタビュー
1716年創業の中川政七商店(奈良市)は「日本の工芸を元気にする!」というビジョンを掲げるが、創業以来、同社はビジョンや経営理念を持っていなかった。ところが2007年に13代中川政七(現会長)が同社初のビジョンを策定したところ、ビジネスモデルに加え、求人や社員のモチベーション向上などにも影響が出て、売上高は中川会長が入社した当初の4億円から在籍16年で52億円と倍々増となった。ビジョンと利益を「51:49」で考える中川会長にビジョンの作り方や社内浸透のポイントを聞いた。(聞き手・オルタナS編集長=池田 真隆)