8月4日にソーラークッカーのワークショップを開催すると、「さつま芋はおいしく『やさしい味』と評判も良く、枝豆はぎりぎりで食べられる状態で、シャリシャリした食感はちょっと不思議」だったそうだ。
ソーラークッカーがあれば、災害時でも水なしで食材の加熱ができる。
冬の暖房とお風呂を沸かす時だけはガスを使うが、「省エネ意識がついたのか、以前よりガス代もかからなくなった」とか。
8月13日には足踏みミシンを導入し、仕事でもほとんど電気を使わずに済むようになった。今年の夏は記録的な猛暑だったが、「国立市は夕方になると過ごしやすく、去年より暑さに慣れて元気です」と言う。
「ベランダにすだれや打ち水をしたり、首に水に濡らすだけで冷たくなるタオルを巻いてしのげました。扇風機も30ワットのものから直流で3.5ワットというワット数の少ないものを使っているので、つけっぱなしで朝まで使っても、ソーラー発電で十分賄えます」
藤井さんの1日あたりの平均的な電力消費は、「300ワット程度」という。
藤井さんは今月21日、NPO法人アジア太平洋資料センターの企画するPARC自由学校の講師として、「まじめに10A(アンペア)東電と契約終了しました ―必要な電気はベランダで自給自足だ!」と題したワークショップを自宅アパートで予定している。
藤井さんは「まずは自分が今使っている電化製品のワット数を把握することと節電から始めましょう」と訴えている。