カンボジアに低所得者でも通える音楽教室を

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最終審査会では、書類・面接審査を通過した7件の事業プランが発表された。

「自動車にスペアバッテリーを詰み、走行時に充電することで未電化地域に電力を宅配する」
「『蚕』を粉末にして、栄養補助食にする」
「廃棄された貝殻を砕いて圧縮することで、プラスチック代替素材とする」

こうしたユニークなビジネスアイデアが提案され、革新性、社会貢献性、収益性、実現性の4つの観点で評価が行われた。

最優秀賞を受賞した「低所得者でも通える音楽教室をカンボジアにつくる」のアイデアは、カンボジアの音楽教育に長年携わってきた池田さんが考案した。

多くの途上国では、公立教育機関での音楽教育がほとんど行われていないが、地域の伝統音楽を楽しむ文化は各地に根付いており、音楽教育のニーズが見込まれるという。

さらに、ベネズエラのスラムで子どもたちにオーケストラ教育を提供したところ、犯罪が激減した事例がある。芸術・情操教育が社会に与える影響は、小さくない。

楽器は、かつて支援名目で提供された埃を被っているものを有効活用する。西洋音楽一辺倒ではなく、現地の旋律をもとにした安価な教材をつくる。

池田さんが現地で開催する演奏会には、王族も参加する。こうした本人の実力と、事業プランの実現性が高く評価されたことが、受賞の一因だ。

審査員の一人であり、元ソニー会長、現クオンタムリープ代表の出井伸之氏は、「日本で民間から世界にアイデアを出していくという事は、非常に大切。参加者の皆さんは、これからも『やってやるぞ』という意志を持ち続けて欲しい」と語った。

◆40億人のためのビジネスアイデアコンテスト

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2014年1月31日(金)13:12

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