日本コカ・コーラ、「ピークシフト自販機」の設置台数が全国で 10 万台を突破

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「ピークシフト自販機」の設置台数が全国で 10 万台を突破
~2020 年までの市場普及計画に向け着実に前進~

日本コカ・コーラ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:ティム・ブレット)は、省エネ型自動販売機「ピークシフト自販機」の全国の市場設置台数が 2015年 5月21日時点で10万台を突破したことを発表しました。これは、「ピークシフト自販機」を2020年までに全国のコカ・コーラ自動販売機の半数以上設置するという目標に向けて、着実に進捗していることを示すものです。

「ピークシフト」自販機は、「ピークカット」*1(1995年)や、ノンフロン自動販売機の導入(2005年)など、自動販売機における環境対応にいち早く取り組んできたコカ・コーラシステムが、東日本大震災後に逼迫した日中の電力使用への持続的な対応として開発した省エネ型自動販売機です。

ピークシフトテクノロジーにより、一般的に電力使用がピークとなる日中から比較的電力に余裕がある夜に冷却のための電力使用をシフトすることにより、7時から23時までの最長16時間冷却用電力を使用せず、日中の消費電力を最大95%削減しながら、24時間冷たい製品を提供できるのが特徴です。2013年1月より全国で設置を開始し、初年度は28,000台、2014年は前年の2倍の速さで設置が進み7月には6万台を突破、そしてこのたび累計設置台数10万台突破を達成しました。

コカ・コーラシステムは、2020年までに国内市場のコカ ・コーラ自動販売機の半数以上という「ピークシフト自販機」の普及目標をはじめ、自動販売機の消費電力削減の取り組みを今後も推進しながら、お客様に美味しく召し上がっていただける製品をお届けすることに努めてまいります。
*1 電力使用がピークとなる7月から9月までの午後1時から4時まで冷却を停止する機能

■コカ・コーラ自動販売機の省エネ・環境負荷低減の取り組みについて
コカ・コーラシステムでは、1995年に自動販売機に「ピークカット」機能を取り入れたほか、これまでにコンプレッサーの小型化やヒートポンプ、ソーラー発電、LED照明、人感センサーなどさまざまな革新的技術を採用した自動販売機を導入し、自動販売機1台あたりの年間消費電力量を過去15年間で6分の1*2に削減してまいりました。

また、地球温暖化防止への取り組みとして、温室効果の高い代替フロンHFCを使用しない自動販売機の設置を進めており、2020年までに、市場のすべての自動販売機を100%ノンフロン化することを日本のコカ・コーラシステムの目標として掲げています。「ピークシフト自販機」は、自然冷媒ノンフロンの中でも地球温暖化係数の低いCO2を採用しています。
*2 日本コカ・コーラ調べ

■「ピークシフト自販機」について
「ピークシフト自販機」は、7時から23時までの最長16時間、冷却用電力を「ゼロ」にすることで、日中の消費電力を最大95%削減しながら、24時間、冷たい製品を提供できる省エネ型自動販売機です。従来機で採用されていた発砲ウレタンの10分の1の厚さで10倍の断熱性能を誇る真空断熱材を使用し、自動販売機の外形寸法や製品の収容本数を変えることなく、断熱性の向上を図りました。

また、従来機では収容製品の一部を冷却する「ゾーン冷却」を採用していましたが、「ピークシフト自販機」ではすべてを冷却する「全体」冷却を採用し、自動販売機内の製品を蓄冷剤として使用することで、冷却効果を高めることに成功しました。冷媒には地球温暖化への影響が少ない自然冷媒CO2ノンフロンを使用しています。

「ピークシフト自販機」は、第10回エコプロダクツ大賞「推進協議会特別賞(節電優秀賞)」、平成25年度省エネ大賞「経済産業大臣賞」を受賞しています。

■コカ・コーラシステムについて
コカ・コーラシステムは、ザ コカ・コーラ カンパニーの日本法人で、原液の供給と製品の企画開発をおこなう日本コカ・コーラ株式会社と、全国7社のボトリング会社および3社の関連会社などで構成されています。コカ・コーラシステムが国内で取り扱う製品は50以上の炭酸飲料および非炭酸飲料ブランドにおよび、世界で最も高い評価を得ているブランドである「コカ・コーラ」をはじめ、「コカ・コーラゼロ」「コカ・コーラ ライフ」「ファンタ」「スプライト」などのグローバル・ブランドだけでなく、「ジョージア」「アクエリアス」「い・ろ・は・す」「綾鷹」など、日本で開発されたブランドが含まれます。また、炭酸飲料、コーヒー飲料、スポーツ飲料の各カテゴリーにおいて、日本国内最大の販売量を誇ります。
サスティナビリティーの取り組みについては、「お客様(個人)」「地域社会」「環境」を取り組みの軸とするグローバルな方針に整合し、9 つの重点分野における活動を全国で展開しています。

コカ・コーラシステムの自動販売機およびサスティナビリティーの取り組みに関する詳細につきましては、当社ウェブサイトを併せてご参照ください。
http://www.cocacola.co.jp/vending-machine/
www.cocacola.co.jp/sustainability/

【本件に関するお問い合わせ先】
日本コカ・コーラ株式会社 広報・パブリックアフェアーズ本部

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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