中国で「TOTO水環境基金」の活動を強化

~2018年から2022年までの5年間で600万元(1億200万円※1)を寄付~

2008年に設立した、中国における「TOTO水環境基金」はこれまでの10年間で、孤児院への寄付や子供向けの節水教育、給水設備建設支援、政府向けの節水啓発など、中国における節水・水資源保全に寄与してきました。その間、水道設備を建築した村の方からは「水道設備を改善してから、お水がきれいになって、安心して飲めます。」といった声や、水道設備を建築した学校の小学生からは「以前は水道から出たお水が濁っていましたが、今はとても綺麗になりました」など、喜びの声も多数頂きました。その国・地域に根ざしたTOTOになるため、地道な社会貢献活動を継続する事の重要性を強く感じています。

2017年に創立100周年を迎えたTOTOは、次の100年を見据え、事業とかかわりの深い社会課題の解決にも積極的に取り組んでいます。各国各地域での社会貢献活動をさらに推進するため、これまで年間100万元としていた寄付金額を20万元増額し、年間120万元とすることにしました。

TOTOは創立以来「水」に関わる事業を展開してきた企業として、「TOTOグローバル環境ビジョン(*)」のもと、地域社会の発展と地球環境の保護に貢献する活動を積極的に推進し、今後も世界で必要とされ続ける会社を目指します。
※1 1元=17.0円で換算

■中国における「TOTO水環境基金」設立の背景

中国における「TOTO水環境基金」は、2008年に中国の環境保護事業発展に伴う、地域社会に関わる水環境を更に大切するために、東陶(中国)有限公司が中華環境保護基金会(※2)と合意して、中華環境保護基金会傘下に設立しました。今回で3期目となる本活動は、5年ごとの活動更新を行っており、中国での節水・水資源保全を通じた社会貢献活動を継続的に推進しています。
※2 中華環境保護基金会(CHINA ENVIRONMENTAL PROTECTION FOUNDATION,CEPF):1993年4月に成立した、中国で初めての環境保全事業基金会。独立法人の非営利団体(NPO)

■中国における事業の変遷と売上高推移

1979年の迎賓館改装時に衛生陶器が採用されるなど、北京を中心に進められた超高級ホテルの建設では多くのTOTOの水まわり商品を納入しました。TOTOは当初より中国を「潜在的な巨大市場」と捉え、1994年には初の製造会社を設立。1995年には統括会社を設立し、現地向け商品供給体制を整えました。2000年以降も各地に製造拠点やショールームを設立し、地域に根付いた事業活動を展開しています。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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