アミタ環境認証研究所は9月22日、持続可能な漁業による水産物に与えられる「MSC認証」において、加工・流通過程を認証する「MSC COC認証」の認証機関にアジアで初めて認定された。同社は2006年より国内初となるMSC認証業務を行っており、今回の認定によって生産から消費までの一貫した認証プロセスを保有することとなる。
MSC(Marine Stewardship Council、海洋管理協議会)は持続可能な漁業を推奨する非営利の国際団体で、認証された漁業で得られた水産製品には同団体による「MSCラベル」の交付が許される。
アミタ環境認証研究所では、国内での認証はもとより、水産物の消費が高まるアジアでのMSC認証の市場を見据え、アジアを中心とした海外への事業展開も構想するとしている。(オルタナ編集部=斉藤円華)2010年9月30日