環境と経済を両立する有田川町のまちづくり

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ごみステーション 屋根にはオフグリッド型発電設備が設置されている

2009年度からは町役場環境衛生課長の中岡浩氏の提案によって「有田川エコプロジェクト」が始動。再生可能エネルギー事業にも取り組みを広げる。まずは、基金を活用して、住民向けの太陽光発電・太陽熱利用設備の設置補助制度を導入。ごみ減量の面でも生ごみを堆肥化するコンポスト容器無償貸与制度を新設し、住民のエコ活動活発化を図った。

また、町役場も太陽光発電事業にも取り組み、公共施設の屋根を中心に、廃校になった小学校へも発電設備を設置し、使われていなかったインフラをいわば稼ぐインフラにすることもできたという。これらの取り組みについても、基金を活用したが、得られる売電収入も基金へと積むため、財政面においても循環型の仕組みが構築できている。

裾野を広げるという観点からは、公立保育所と連携した子ども服古着バザーを定期的に開催するようになった。バザーの売り上げは絵本の購入代金として協力してもらっている保育所に還元し、ここでも循環が生まれている。

プロジェクトの目玉であった町営二川小水力発電所建設は県営多目的ダムの維持放流水を権利を持たない町が利用するという計画であったため、全国にも例がなく、当初交渉は難航した。しかし、自然災害の発生などで再エネの重要性が見直されたことなどが追い風となり、2016年2月に発電所が完成。全国初のスキームでモデルとなりうる事業であるとして新エネ大賞も受賞した。

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2019年6月12日(水)7:00

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