コットンの環境負荷を知り、オーガニックに目覚める

――アバンティの創業時はどのような状況でしたか。

当時、親会社「タスコジャパン」の製品である双眼鏡や天体望遠鏡を入れる箱や説明書を作ったり、PR用のツールを作ったりしていました。

タスコジャパンの製品の国内での販売は、アバンティを通して販売していたため、こちらが頑張らなくても儲けが出るような状態でした。

まさに「コバンザメ状態」でした。当時30代でしたが、収入もかなり良かったです。週末はゴルフコースに通い、夜は一流レストランで食事をするという生活を謳歌(おうか)していました。

でも、そういう生活が自分でも嫌になったのだと思います。

――たくさん稼げていたのに、嫌だと思ったのはどうしてですか。

子会社は親会社の子どもみたいな存在でした。その子どもがずっと親にしがみついてばかりでは情けない。やはり、「自立する会社」になりたいと思いました。

アバンティを親会社に依存している状態から独立させる際に、3つの新規事業を考えました。水と空気と光に関する事業で、実はオーガニックコットンは頭にありませんでした。

でも、実際に事業を始めたらどれも上手くいかなくて、どうしようかと悩んでいる時に、「オーガニックコットンを米国から輸入してくれないか」と依頼が来たのです。

この分野はまだまだ可能性があるし、ましてや地球環境を良い方向に持っていける。「美しい地球を子どもたちに」という大きなスローガンを掲げれば、誰からも反対されないと思いました。

生成り色を活かしたオーガニックコットン製品

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2019年10月3日(木)11:47

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