編集長コラム)「ちいきん会」という大きなうねり

環境省のある職員に誘われて、「ちいきん会」という集まりに参加しました。最初、その名を聞いたときには「ちい=小さな」という語感から、こぢんまりとした会を想像しましたが、良い意味で、見事に裏切られました。(オルタナ編集長・森 摂)

11月9日、福島市で開かれた「第3回ちいきん会」の様子

ちいきん会は「地域の金融」という意味で、地方銀行、信用金庫、信用組合など地域金融の担い手たちと、行政関係者らの集まりです。これまで東京で今年3月と6月の2回を開き、今回が3回目。11月9日、福島民報本社ホール(福島市)で開きました。

この日、集まったのはなんと380人。「こぢんまり」どころではありません。14時に開会し、パネルディスカッションやテーマピッチ(1人3分のショートプレゼンを13人分)、グループディスカッションや交流会と続きました。

最も驚いたのはその「雰囲気」です。金融機関主体のイベントは堅苦しいイメージがつきまといますが、とにかく底抜けに明るかった。それは二人の仕掛け人のキャラクターによるものとすぐに分かりました。

森 摂(オルタナ編集長)

森 摂(オルタナ編集長)

株式会社オルタナ代表取締役社長・「オルタナ」編集長 武蔵野大学大学院環境学研究科客員教授。大阪星光学院高校、東京外国語大学スペイン語学科を卒業後、日本経済新聞社入社。編集局流通経済部などを経て 1998年-2001年ロサンゼルス支局長。2006年9月、株式会社オルタナを設立、現在に至る。主な著書に『未来に選ばれる会社-CSRから始まるソーシャル・ブランディング』(学芸出版社、2015年)、『ブランドのDNA』(日経ビジネス、片平秀貴・元東京大学教授と共著、2005年)など。環境省「グッドライフアワード」実行委員、環境省「地域循環共生圏づくりプラットフォーム有識者会議」委員、一般社団法人CSR経営者フォーラム代表理事、日本自動車会議「クルマ・社会・パートナーシップ大賞」選考委員ほか。

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