「5のつく日」のJCB復興支援、今年で10回目

■避難障がい者に「仕事」と「未来」を

4つの事業所のアイデアから生まれた「縁起菓子 ふくふく」

同じくJCBの支援を受けたNPO法人しんせい(福島県郡山市)は、2011年10月に原発事故で避難してきた障がい者の交流サロンとして活動をスタートした。引きこもりがちな障がい者の交流の場として活動を続けてきたが、次第に来訪者数が減ってしまったという。

利用者に話を聞くと「おしゃべりに疲れた。楽しいことだけではなく、何でも良いから仕事をしたい」。「人には役割が必要だ」と考えた代表理事の富永美保さんは、交流サロンから仕事づくりに方針を変え、2013年10月に法人化。「誰も取り残さない」がモットーだ。

だが、1つの福祉事業所で受けられる仕事には限界がある。そこで、13の福祉事業所と連携し、大きな仕事を「みんなで分け合う」体制を整えた。

仕事づくりの一環として、『「5」のつく日。』の支援を受けて2017年に完成したのが、菓子の詰め合せセット「縁起菓子 ふくふく」だ。2014年から販売しているお菓子「ぽるぼろん」は人気の看板商品だったが、冬季限定販売のため、材料の無駄もあり、通年で売れる商品の開発が急務だった。

そこで、4つの福祉事業所とそれぞれの得意分野を生かした商品づくりに着手。卵を使わないうさぎのクッキーや、おめでたいタイ焼き型のカレークッキーなど、1年かがりで商品化した。

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2020年3月2日(月)14:30

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