「スポーツを止めるな」、新型コロナに立ち向かう

■ブームで終わらせないために

「新型コロナウィルス感染症を理由に、スポーツや夢を諦めてしまう学生たちを1人でも減らしたい」という思いから、代表理事である野澤さんを始め、有志たちが立ち上がって始めた活動は、2カ月の間に一般社団法人「スポーツを止めるな」設立につながった。

スポーツを愛する大人たちに寄せられた学生たちの悲痛な声と、スカウティングができない大学や社会人スポーツチーム側の問題を解決させる方法として始まったこの活動は、一過性のブームに終わることなく、今後もスポーツの垣根を越えて、ニーズがある見込んでいると話す。

日本ラグビー協会リソースコーチを務める最上紘太さん

特に不特定多数が閲覧できるSNSを通じ、アスリートたちがプレーアピールをすることによる課題も見えてきた中で、今後安全にアクセスできる「クローズド」のシステムを開発しようと考えているという「スポーツを止めるな」。その資金集めとして、今回「READYFOR」を通じてクラウドファンディングを開始した。

同組織の理事で、日本ラグビー協会リソースコーチを務める最上紘太さんは「この活動自体、多くの人との『共感』によって成り立つものだと考えている。個人の思いで賛同してくれる人が、自分のできる範囲で支援してくれる。それによってどこかの学生アスリートが前を向くきっかけを得る。そういう流れができると良い社会になるのではないか」と、クラウドファンディング開始にあたり、その思いを語った。

◆クラウドファンディング
https://readyfor.jp/projects/spo-tome2020

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