住友林業、DXで住宅設計を効率化

 住友林業はこのほど、住宅設計業務に関する「AI構造設計プラットフォーム」を立ち上げた。同社の100%子会社であるホームエクスプレス構造設計(HM-EX社、東京・新宿)によるビルダー・プレカット工場向けの構造設計支援サービス「構造エクスプレス」だ。(オルタナS編集長=池田 真隆)

構造設計支援サービス「構造エクスプレス」の概要

現状の住宅設計では「意匠図の作成」「構造計算」「プレカット加工図の作成」を「ビルダー」「設計事務所」「プレカット工場」がそれぞれ行っている。この工程は、人手不足という問題を抱えるビルダーやプレカット工場にとっては、時間や手間が掛かり、長時間労働の原因になっていた。

今回のプラットフォームでは、設計業務の合理化・効率化を実現。耐震性能を備えるために最適な部材を自動算出するだけでなく、2020年3月1日に改正したばかりの建築士法にも対応した構造計算書を提供する。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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