宗派を超えて僧侶が読経、「東京慰霊祭」

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東日本大震災から1カ月が経った4月10日と11日、作家の田口ランディさんの呼びかけで延べ300人以上が小さな寺に集まった。

場所は新宿区原町の経王寺(日蓮宗)。「アノニマス・エイド『東京慰霊祭』」と名づけられた慰霊祭で、2日間で行われた法要は6回。最終回の11日夜には100人近い参加者が集まった。「アノニマス」とは匿名の集団を意味する。

宗派を超えて他の寺からも駆けつけた僧侶を含む6人の僧侶とともに、参加者全員が声を合わせて読経を始めると、本堂は荘厳な雰囲気に包まれた。全員が焼香をし、東日本大震災で亡くなった人たちの慰霊を行った。

読経の後は、音楽家のウォンウィンツァンさんと上畑正和さんにより慰霊のためのピアノとオルガンの演奏に続き、田口ランディさん自らが自訳の「般若神鏡現代語訳」と、亡くなった人が天に昇るときの気持ちを表現したという詩「光の大河」を朗読した。詩の朗読が始まると参加者の中には涙を流す人もいた。

会場には、5000本の線香を提供した淡路島の葬儀社「慶賀堂」の宮脇繁昭さん、「NPO法人テラ・ルネッサンス」の鬼丸昌也さん、カウンセラーのおのころ心平さんも駆けつけた。

2日間で集まった香典は1,021,539円に上り、そのすべては義援金として「テラ・ルネッサンス」に寄付され、被災地復興のために使われるという。(たかせ藍沙)

2011年4月14日(木)11:51

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