みちのくで社会起業をサポートしよう

このエントリーをはてなブックマークに追加

南三陸復興アトリエプロジェクト(写真提供:ETIC.)

ポスト3.11だからこそ必要とされる社会起業が東北で増加し、人材を求めている。震災前から地方への人材派遣実績が豊富なNPO法人ETIC.(エティック、東京・渋谷)は、「震災復興リーダー支援プロジェクト」を実施している。地域の特産品開発などの産業復興や社会課題解決に取り組む社会起業家の右腕となる人材を派遣するプログラムだ。

■「みちのく仕事」に見るこれからの価値観
きめ細やかな情報で知られる求人サイト「東京仕事百貨」はエティックと提携し、右腕募集サイト「みちのく仕事」を今月立ち上げた。サイトが伝える起業家や被災者たちのあるがままの暮らしや仕事の姿には、20世紀の成長重視とは大きく異なる価値観が見られる。

宮城県名取市で農業の六次産業化とレジャー化を目指す「東北Rokuプロジェクト」の島田昌幸氏は、起業コンセプトを「90年後の君へ」とし、「普通よりも20%くらい給与は低い、でもなんとなく豊か。そういう社会観を僕たちはつくりたかった。考え方そのものを、3月11日以降に戻す気はない」と語る。

また、まちづくりのための資金調達をする一般財団法人「地域創造基金みやぎ」常務理事の鈴木祐司氏は、「志のある資金をお預かりする分、責任は重大」としつつ、「私たちにそれぞれの立場で何か出来ることがあって、その扉は入ってこようとする人にむけて既に開かれている」と若者の積極的な行動を促す。

■3年間で100人の右腕を
エティックでは、復興ダコグッズなどをつくる「南三陸復興アトリエプロジェクト」、被災した中学生・高校生の進学支援を行う「タダゼミ&ガチゼミ」など、現在5つのプロジェクトで右腕となる人材を募集中だ。

20〜30代で、3カ月以上現地でフルタイムワーカーとして働けることが条件。6月末までに計38人を派遣し、今後3年間で100人の逸材を東北へ紹介することを目指している。「刻々と変化する状況で想像力を持って自律的に動くことができる人に来て欲しい」(エティック・米川充氏)という。
(オルタナ編集部=有岡三恵)

2011年7月29日(金)12:53

alternaショップ
ページの先頭に戻る↑