金融機関の「粗品」でフィリピンの児童に給食を--パートナーシップ大賞グランプリに

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NPOと企業の協働事業を表彰する第8回パートナーシップ大賞(主催・NPO法人パートナーシップサポートセンター=PSC)の最終審査・表彰式が11月26日、名古屋市内で開かれた。グランプリ(大賞)には、近畿労働金庫などによる「心のそしな事業」が選ばれた。

「心のそしな」は、近畿労働金庫とNPO法人アクセス(共生社会を目指す地球市民の会)の共同事業で、近畿労働金庫が顧客に提供する粗品の代わりに、1回当たり40円をアクセスに寄付する仕組みだ。

アクセスは、この寄付を、フィリピン・パンパンガ州の小学校で、子どもたちに給食を配るためのプロジェクトに充てている。アクセスの担当者、野田沙良さんは「学校で給食が出ると子どもたちの集中力が上がり、欠席率も減る効果がある」と報告した。

「心のそしな」の寄付で、これまでの2年間で320万円、18700食が小学校に届けられたという。近畿労働金庫の担当者、東中健悟さんは「まだ一部の支店だけが対象の事業なので、できるだけ全支店に広げたい」と意気込みを語った。

審査委員長の奥野信宏・中京大学教授は「近畿労働金庫は、今回のプロジェクトだけでなく、NPOに対する貸付けでも積極的であり、社会的に評価できる」と評した。

表彰式で岸田眞代PSC代表は「これまでの8回の中で今年が最もレベルが高く、今回、選に漏れた団体も、紙一重だった」と振り返った。

パートナーシップ大賞審査対象のうち、優れたコミュニケーション事業に与えられる「オルタナ賞」は、「OKUTAこめまめプロジェクト事業」のOKUTA(さいたま市、山本拓己社長)とNPO法人生活工房つばさ・游(高橋優子理事長)に与えられた。

(オルタナ編集長・ 森 摂)

2011年11月29日(火)18:08

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