ディノス 節電を寄付につなげる「off寄付」で「eco検定アワード」大賞

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2011年8月、ディノスが実施した「社内チャリティかき氷大会」。1杯100円で販売し、500杯を売り上げた

東京商工会議所は、優れた環境活動を表彰する「eco検定アワード2011」の受賞者を15日、発表した。このアワードは、東商が主催する「eco検定」(環境社会検定試験)の合格者を対象に実施したものだ。エコユニット部門の大賞は、通販大手のディノスが受賞した。

東商は、環境問題に関する試験「eco検定」を2006年から実施してきた。受験者は2011年12月までにのべ26万人を突破した。eco検定アワードでは、模範となる環境活動を実践したeco検定合格者(エコピープル)を表彰する。事業所や団体を表彰する「エコユニット部門」と、個人の取り組みを評価するエコピープル部門がある。

今回、エコユニット部門の大賞に選ばれたのは、ディノス従業員有志によるエコユニット「チームD-eco(デコ)」だ。環境活動を震災復興支援につなげる全従業員参加型の活動が評価された。

ディノスは、東日本大震災以降、「パソコンモニターOFF」「不要な照明のOFF」「OA機器の節電モード活用」などによるオフィスの節電分を寄付する「OFF寄付(オフキフ)」をはじめ、「チャリティバザー」や「チャリティかき氷販売会」など社内イベントを開催してきた。集まった寄付金は、復興支援団体に寄付されるほか、宮城県の幼稚園や小学校に12000鉢の花の苗を贈るプロジェクトに充てられる。

同社は2010年から環境や社会に対する意識を高めようと「月間エコキャンペーン」を展開し、社内啓発に力を入れてきた。毎月、デスクをきれいにすると小さな観葉植物がプレゼントされる企画や、「水への感謝の気持ちで水募金」など、身近で意識を高めるきっかけづくりを提案してきた。

エコピープル部門では、京都府在住の土田真奈見さんが大賞に選ばれた。土田さんは、福知山市を中心に全国で「みどりのカーテン普及啓発活動」を展開。土田さんが考案したオリジナルキャラクター「ゴーヤ先生」やオリジナル楽曲ゴーヤソング、ゴーヤダンスを活用し、全国の幼稚園・保育園・小学校で実施する環境出張講座が人気を呼んでいる。

受賞者一覧は次のとおり(敬称略)。

<エコユニット部門>

大賞:チームD-eco(株式会社ディノス)
優秀賞:アサヒビール株式会社、大橋運輸環境プロジェクト(大橋運輸株式会社)、郡山女子大学エコレンジャー(郡山女子大学)、シェイドツリー・ユニット(シェイドツリー有限責任事業組合)、みどりな人たち(豊田合成株式会社尾西工場)、エコマイスター委員会(株式会社山本エコロジーサービス)
奨励賞:ECO・リーダー(戸田建設株式会社)
eco検定推進賞:ブラザー販売株式会社
オルタナ賞:星光グループ「チームSAY ECO」(星光ビル管理株式会社)

<エコピープル部門>

大賞:土田真奈見(京都府福知山市)
優秀賞:古賀昭弘(東京都世田谷区)、瀧本悠貴(神奈川県横浜市)、林昌明(東京都千代田区)、東奏子(東京都あきるの市)
奨励賞:難波芳典(北海道北見市)
ソトコト賞:池本真一(福岡県北九州市)

3月5日には表彰式と合わせ、記念シンポジウム「企業がシフトすべき環境経営のアプローチ」が東京商工会議所ビル(東京・千代田)で開催される。東北大学大学院環境科学研究科の馬奈木俊介准教授が基調講演を行う。(オルタナ編集部=吉田広子)

2012年2月16日(木)12:15

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