クラブハリエ、障がい者の少女が主人公の絵本を発表

絵本『ハリエさんとゆかいななかまたち うれしいかおってどんなかお?』

たねやの洋菓子部門でバームクーヘンの人気店「クラブハリエ」が、大阪・阪急うめだ本店の新装オープンに合わせ、オリジナルの絵本を発表した。

タイトルは、『ハリエさんとゆかいななかまたち うれしいかおってどんなかお?』(ぶん・やまもとしょうぞう/え・にしうちとしお)。

この絵本の監修は、オリジナル・スウィーツの開発を通じて福祉作業所で働く知的障がい者の月収を健常者の最低賃金並に引き上げようと試みる「テミルプロジェクト」を促進する株式会社テミル(東京・港)が担当した。

テミル代表の船谷博生さんは言う。

「お菓子を美味しくするだけではいけない。障がいがあってもなくても変わらないということを伝えねばと思い、絵本が作りたいとずっと考えていました。この絵本のストーリーは、感情を表出するのが苦手な女の子と森の仲間たちがわかりあっていくさまを通して、『自閉症をはじめとした知的障がいをもつみんなも変わらない』ということを伝えたかったのです」

「うれしいかお」といっても、人それぞれ表情や表現は違う。違っていても、同じ美味しいスウィーツを食べれば、みんな「うれしい」。

この絵本は、阪急うめだ本店11階のクラブハリエキッズとテミルプロジェクトのfacebookページで販売が始まっている。1冊525円(税込み/送料別)。(今一生)

■ テミルプロジェクトのfacebookページ

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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