おひさまエネルギーファンド(長野県飯田市)が7月末から募集している「地域MEGAおひさまファンド」が、約3か月で募集総額の3分の2に当たる約2億6千万円を集めた。太陽光発電を中心とする自然エネルギーの普及が目的で、出資者からは「安心安全で持続可能な自然エネルギーをもっと普及させたい」などの声が寄せられている。
市民から出資を募る「地域MEGAおひさまファンド」は、1口10万円の「A号」と同50万円の「B号」の2種類。目標分配年利は2~3%で、B号では15年間で実質元本償還を行った後、「プレミアム配当」として5年間で1口につき約30万円を配当する計画だ。
A号、B号ともに募集総額は2億円で、9日現在で256人が出資。同社募集・広報担当マネージャーの永田光美(るみ)氏は「B号では既に約8割程度が集まっている」と説明する。出資金は長野県南信地域ほかで太陽光発電設備とペレットストーブの導入を通じて運用される。(オルタナ編集部=斉藤円華)2012年11月16日