障がい者が一般ランナーと一緒に走ることができるマラソン大会「しあわせNEWYEARマラソン」が1月12日、神戸市北区のしあわせの村で開催される。
マラソンブームを受け、全国各地で市民マラソン大会が開かれているが、安全管理上の問題から、一般ランナーに交じって障がい者が走ることのできる大会はほとんどないのが現状だという。
しあわせの村は、高齢者や障がい者が楽しめる施設がそろった総合福祉ゾーン。同施設を管理・運営するウエルネスサプライ(大阪市)が、「障がいの有無に関係なくだれもが参加できるマラソン大会を」と企画し、今回で2回目の開催となる。
障がい者手帳を持つ高校生以上であれば参加できる「10kmの部」では、定員700人のうち、64人の障がい者が参加予定だという。「1.6kmの部」「大人の部(高校生以上)」「中学生の部」「小学生の部」にも参加する。
大会当日は同社の社員が運営スタッフとして参加するほか、一般からもボランティアを募り障がい者のサポートに当たる。同社は、管理・運営する各施設で地域活性化の視点から様々なイベントを企画している。(山口裕史)