ネットプロテクションズ、FC今治公式戦でフードドライブ行う

BNPL(後払い)決済サービスを提供するIT企業・ネットプロテクションズは10月15日、サッカーJ3・FC今治のホームゲームでフードドライブを行った。同社が冠スポンサーをつとめる協賛試合「ネットプロテクションズデー」の一環として実施した。会場の「今治里山スタジアム」には観客や地元住民から765kgの食品が集まり、愛媛県内の子ども食堂や福祉施設に寄付をした。

協賛試合「ネットプロテクションズデー」で

次世代の育成と社会課題の解決で連携

ネットプロテクションズは2020年、FC今治と「次世代育成パートナーシップ契約」を締結した。同チームを運営する今治.夢スポーツは、「次世代のため、物の豊かさよりも心の豊かさを大切にする社会創りに貢献する」という企業理念を掲げている。

この理念が、次世代の育成に力を入れるネットプロテクションズの活動と親和性が高いことから、パートナーシップが実現した。 ネットプロテクションズは「つぎのアタリマエをつくる」をミッションに、大学生や高校生に向けたインターンシップやキャリア教育を行っている。

マッチデーパートナーとして、FC今治×Y.S.C.C.横浜に協賛

ネットプロテクションズは年に1度、FC今治の試合を協賛運営している。2023年は、10月15日の「2023明治安田生命J3リーグ第31節FC今治×Y.S.C.C.横浜」を「ネットプロテクションズデー」として開催した。会場は、FC今治のホームスタジアムとして23年1月に完成した「今治里山スタジアム」だ。

そこで今回はじめての試みとして、フードドライブを行った。これは家庭などで余っている食品を集め、生活困窮者支援団体や子ども食堂、福祉施設などに寄付をする活動をいう。地域に共助を根付かせて貧困問題の解消につなげるとともに、食品ロス削減を図る取り組みとして全国各地で行われている。

ネットプロテクションズとFC今治は、フードドライブを地域の未来を担う若者や子育て家庭の貧困問題を支援するサステナブルアクションに位置付ける。「次世代の育成」という両者共通の理念を、社会課題の解決に結びつけようというわけだ。

実施に先立ち、サッカー元日本代表監督で今治.夢スポーツの岡田武史会長は、「今治里山スタジアムを拠点に、新しい共助のコミュニティづくりをさまざまなステークホルダーと進めていきたい。今回の取り組みがそういった活動の第一歩になれば、と考えている」と、期待を示した。

子ども食堂や福祉施設の1500人に食品を届ける

スタジアム入り口のブースでフードドライブ

10月15日の試合当日、今治里山スタジアムには3600人以上が来場。スタジアム入り口に設置したブースでフードドライブを行い、集まった食品は765kgにのぼった。来場者からは「気軽に貢献活動に参加できる取り組みがあるのは、とても意義が大きい」という声が上がるなど、好意的な反響が得られた。

FC今治のパートナー企業、今治.夢スポーツ、ネットプロテクションズのパートナー企業もフードドライブに参加。ネットプロテクションズ本社では食品回収ボックスを設置し、社員からの食品寄付を募った。

パートナー企業から集まった食品

こうして集まった食品は「賞味期限が切れていない、常温で保存できる、未開封」などの安全性をクリアした缶詰やレトルト食品、飲料が中心で、今治市を中心に愛媛県内の子ども食堂や福祉施設・団体の1500人以上に届けた。

寄付先の施設運営者からは「子どもをはじめとする困窮者が必要とする食品を、こんなに大量に寄付してもらえてありがたい。今後もこのような取り組みがあった際には団体として連携したい」という喜びの声が寄せられた。

当日の今治里山スタジアムには、今治市の福祉施設や団体経由で試合観戦に招待した子どもたちの姿もあった。今治.夢スポーツの岡田武史会長は、スタジアムを作った意義をこう語る。

「ホームゲーム20試合の日だけ稼働するスタジアムではなく365日、毎日人が集い、地域の人たちの拠り所となる場所になる。FC今治が今治の人たちと一緒に元気になる場所を作ろうとしているのです」  

ネットプロテクションズは今回の取り組みを、今治地域の持続的な発展への第一歩と位置付けている。

試合は0対2でY.S.C.C.横浜が勝利

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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