東京公演で上演する作品はミュージカル「ア・コモンビート(共通の鼓動)」。米国の教育NPOアップウィズピープルの作品をベースとし、「違うからこそ美しい」をテーマに、異文化理解や平和へのメッセージを届けるプログラムだ。

コモンビートの公演は、ダンスや歌の経験、年齢を問わず、一般からキャスト(出演者)を100人募り、100日間でミュージカルをつくりあげるのが特徴だ。公演100日前に練習を開始し、毎週末、公演の開催地で練習を行う。月に1回程度、合宿もある。

練習では、キャスト全員がくじ引きで「バディ」を決め、本番までその人をこっそり応援する「こっそりバディ」や異文化理解のためのアクティビティなど、本番に向けて連帯感を高めていく仕掛けも用意されている。

コモンビートの中島康滋理事長は、「作品をつくりあげていくなかで、それぞれが自分自身を表現できるようになり、100人×1という塊ではなく、1人×100の力が引き出されていく」と話す。2004年の設立以来、参加者数は約2300人、上演数は64回、観客動員数は約9万人にも上る。

■ 石巻では特別公演も

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