「指が動かないのはストレスのせい?」――ピアニストの脳を科学する

『ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム』(春秋社)税込定価2100円

ドイツ在住の医学博士で、ピアノ演奏家の古屋晋一氏が明らかにする「ピアノと脳の関係」。絶対音感や暗譜の仕組みをはじめ、ピアニストの指が思うように動かないのはなぜなのか。多様な実験を通して図解入りで解明した『ピアニストの脳を科学する』(春秋社)は、一般の人にもわかりやすい。

手には27本の骨と39の筋肉がある。これを巧みに動かしてピアノを演奏するのだが、目で見た楽譜を脳で理解し、指の動きとして表現するという高度な技術が必要とされる。

「ピアノの前に座ると指が動かない」「思っているのと違う指が動いてしまう」という現象がある。ストレスや気のせいだと思われがちだが、多量の練習により脳が変容し、指に出す指令がごっちゃになっていることがわかった。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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