プレスリリース)2013年8月1日
「サステナビリティCSR検定」を全面刷新、級別実施に
・まず2015年春、一般向けの「(新)CSR検定3級」を開始
・1級では「ソーシャル・イントレプレナー」(社内社会起業家)を育成
わが国では一部の大企業がCSR(企業の社会的責任)の専門部署を相次ぎ設置した2003年が「CSR元年」とされ、そこから10年が経過しました。その間、多くの企業がCSRの取り組みを始め、真摯な活動を展開してきました。しかし、わが国の上場企業約3500社のうち、CSRの専門部署を持つ企業は1000社弱(推計)に過ぎません。
一方で、長期にわたる経済停滞に加えて、わが国の人口減少や少子高齢化、経済的・社会的格差の拡大、年金、医療・福祉の制度不安、気候変動・環境問題などの社会的な課題が山積しており、これらの解決のためには国や地方自治体だけでなく、企業も重要な役割を担うことが期待されています。
日本企業においては今後、企業倫理、個人の倫理の普及を含めた、さらなるCSR活動を推進するとともに、上記の社会的課題をビジネスで解決する人材の育成が急務です。
具体的には、社会変革(ソーシャル・イノベーション)の担い手として、ソーシャル・アントレプレナー(社会企業家)とともに、企業の内側から社会変革を起こす存在として、「ソーシャル・イントレプレナー(社内社会起業家)」が今後、大きな役割を果たすと考えられます。
会社や組織を辞めるのではなく、会社・組織にとどまりながら「会社と社会を変えていく」ことができれば、さらに強力で効果的な社会変革の担い手を増やせます。
新しいCSR検定では、1級を通じた「ソーシャル・イントレプレナー」の育成を軸に、2級では企業のCSRの実務担当者の育成・レベルアップ、3級では学生や公務員、団体職員など、企業外のソーシャルな人材育成も視野に入れることで、CSRの裾野を広げるため、この度の刷新に至りました。新しくなった検定を受検し、合格し、皆でCSRやソーシャルの価値観を拡げることで、日本や世界を良くして行きましょう!(詳しくは次ページ)