兵庫県宝塚市で太陽光発電事業を営む西田光彦さん(52)は、地域のための発電所を作るために、本業とは別に「NPO法人新エネルギーをすすめる宝塚の会」のメンバーとしても活動している。

「当初はとにかく発電設備を増やせばいいと思っていました。でもいろいろ学んで考え方が変わりました。大切なのは、地域に還元できる仕組み作り。それが地域の産業を育てていくことにつながります」

東京在住の田中ちづるさん(32)も、当初はコンサルタントの仕事でかかわっている自治体に市民発電所を作れないかと考えていたが、セミナーを受講して意識が変わったという。

「私自身が主体的にできることって何だろうって考えました。自分は都市部に近いベッドタウンの出身なので、広い土地もないし、地域に発電所を作りたいというほどの強い思いはありません。でも、私の周りには関心のある人がたくさんいて、ネットワークがあるなって思いました。逆に地方で事業をやろうとしている人たちが困っているのは、人が少なくて、仲間作りが大変だということ。だったら自分には、都会と地方をつなぐことができるんじゃないかと思いました」

田中さんは、まずは「何からやっていいかわからない」という人を誘って、地方に視察に行く交流ツアーの実施や、地方のプロジェクトを応援する企画などを検討したいと語る。

セミナーを通して、さまざまな気づきやきっかけを得た受講生たちの多くは、今後はそれぞれの地域で市民参加型の自然エネルギー事業をめざしていく。第2期生の募集は、9月に応募開始予定。詳しくはISEPのWEBサイトまで。

環境エネルギー政策研究所(ISEP)

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