[CSR/CSV] 看護師のやる気を高めて医療環境の改善めざすJTBグループ

看護師は、夜間勤務もしばしばで、過重労働の中で懸命に働いている。しかし、その過重労働ゆえに、離職率も高い。せっかく医療施設でのノウハウを学んでも、なかなか定着してもらえないという病院側の悩みも深い。

看護師が働きやすい環境を整備し、ホスピタリティが向上すれば、その病院の評価が高まるのは当然だろう。その結果、看護師の定着率が上がれば、病院側の質の向上、コスト削減にもつながる。このプログラムは、全国展開をしているT病院グループや、千葉県鴨川市のK病院で、すでに採用されている。

さらに、同社では「CSVサーベイランスネットワーク」という任意団体を立ち上げ、地域課題のソリューションを探求する、産官学ネットワークの構築とビジネスモデルの創造を目指し、キリンビールや電通、住友林業、三菱地所など14社が会員企業になって、具体的なCSV事業を模索している。

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高馬 卓史

1964年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。総合情報誌『選択』編集長を経て、独立。現在は、CSR、ソーシャルビジネス、コミュニティ・デザインなどをフォロー中。執筆記事一覧

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