廃材が建築材に、世界に広がるアースシップ

■マラウィでアースシップ建設!参加者は総勢80人以上

完成間近のアースシップ

10月7〜18日、アースシップ・バイオテクチャーの建設プロジェクトがアフリカ南東部に位置するマラウィ共和国で行われました。

建設が行われた地域は首都から4時間以上離れた奥地にあるンジンバ県カピタ地域。ここには電気も水道もありません。そこで、地域の人たちはアースシップに着目しました。持続可能な社会のためには、エネルギーも食料も自分たちで供給することが大事だと考えたのです。

プロジェクトには世界中から60人近くのボランティアが集まりました。団体のスタッフや地域のボランティアも合わせると総勢80人以上の参加者です。

「アースシップの建設はダンスだ」とアースシップ・バイオテクチャーのスタッフは話します。国籍も年齢も様々な参加者が、ひとつの建築物を完成させるために、それぞれ体を目いっぱい動かす現場。

ハンマーを使ってタイヤに砂を詰める人、色とりどりのペットボトルやビンを手に壁を作っていく人——。その様子はまさにダンスです。人と人、人と自然の間にある垣根を越えて、1つの目標に向かって進む姿は、未来の人類のあるべき姿を見せてくれたような気がしました。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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