このほか優秀賞が次の3事業に与えられた。
「eラーニングによる『学び場』の展開事業」(特定非営利活動法人アスイク、すららネット、みやぎ生活協同組合)
「市民活動を応援する場と組織づくり事業」(特定非営利活動法人ソムニード、大和リース)
「トヨタ・子どもとアーティストの出会い事業」(特定非営利活動法人芸術家と子どもたち、一般社団法人AISプランニング、特定非営利活動法人アートNPOリンク)
大賞の表彰に先立つシンポジウムでは、松浦信男・万協製薬社長、野田沙良・特定非営利活動法人アクセス常務理事、岸田眞代・PSC代表理事、河井孝仁・東海大学文学部広報メディア学科教授(コーディネーター)の4人が、NPOと企業による協働について「あるべき姿」を話し合った。
松浦社長は「企業としてNPOと付き合うのは面倒くさいところもあるが、その面倒くささが、企業を社会的に育ててくれる。その意味で、企業にとってNPOとの協働は重要だ」と指摘した。
さらに「会社の社員は仕事だけでは成長できない。仕事以外で認められることが、社会人として認められること。だからこそ、NPOとの付き合いは、間違いなく社員教育になる」と、協働の意味を説明した。