英国に本社を置くザ・ボディショップは2012-2013年の2年間、クルーエルティフリー インターナショナルと共同で、各国の化粧品の開発における動物実験を廃止するための国際キャンペーンを展開しており、今回の厚労省への要請もその一環。同社は1976年の創業以来、自社製品の開発において動物実験は一切していないという。
これに対して国産化粧品メーカーの対応は総じて遅れている。資生堂とマンダムは昨年3月、動物実験を廃止(中国向けの製品を除く)したが、その他のメーカーの足取りは重い。
化粧品の動物実験を廃止するためには、代替法を開発しなければならず、膨大なコストがかかるためだ。花王、コーセー、カネボウなどの大手メーカーはこの問題について沈黙を続けている。
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