社会課題を解決するための新しいマンションコミュニティ [荒 昌史]

今、地域のつながりが見直され始めています。しかし、つながりは強すぎても弱すぎても適切に機能しません。都市計画の分野では、従来のマンションコミュニティを越えた、心地よい「地縁」をはぐくむための「ネイバーフットデザイン」という提案が始まっています。(HITOTOWA INC.代表取締役=荒昌史)

2015年1月17日、阪神淡路大震災から20年の節目となる日を迎えます。

阪神淡路大震災も、東日本大震災も、全国的にコミュニティや絆という概念が改めて見つめ直される契機となりました。しかし実際に、ご近所でいざというときに助け合える関係性があるという方は、まだまだ少ないのではないでしょうか?

そんななか、これまではプライバシーが尊重され、助け合いに不向きだった都心のマンションでも、 「ゆるやかなつながり」をつくろうとする動きが加速しています。

「しがらみ」でも「孤独」でもない、ご近所どうしがゆるやかにつながり、困ったときに助け合える関係をデザインすること。これを私たちは、「ネイバーフッドデザイン」と呼んでいます。

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