
1月9日までラスベガスで開催されていた世界最大のエレクトロニクス・ショー(CES2015)では、ヒトに代わって判断するウェアラブルな人口知能的な新製品がスポットライトを浴びています。果たして技術の進化はどこに向かっているのでしょう。(エムズシステム代表=三浦光仁)
荒野にSFのような月がぽっかりと浮いています。子供の頃に読んだ宇宙ものの挿絵に描かれていたあの月です。それがそのまま飛行機の窓から見えます。
少し右に傾き、旋回したかと思うと、眼下に眩いばかりの光の洪水が広がりました。人はこの荒れた地に、こんなふうにものを創り上げたのだ、と思いました。
ラスベガスの光の渦に対してはきっと、少なからず嫌悪を含んだ気持ちが湧いてくるだろうと思い込んでいたのですが、正直な感想として、広がる光の野に感動しました。どこまでも暗く、月の光だけを頼りにしていたヒトがこれほどまでに明るく輝く世界を創り上げたのだと思うと、素直な感動が勝りました。
1月6日から9日にかけてラスベガスで行われた世界最大のエレクトロニクス・ショー、CES2015にエムズシステムは出展しました。初日からたくさんの人に来店していただくことができました。
様々なトレーディングフェアを見てきましたが、この会場は桁外れにデカイ!今年は3673社が出展、16万人が来場するというからびっくりです。この中からエムズシステムを見つけ出してくれる幸運な方はいったい誰でしょう!とても楽しみです。
毎年CESに来ていますというオ―ディオマニアの方から、最近の出展勢力の変遷を伺いました。日本勢は縮小に縮小を重ね、韓国、中国の出展がかなり増えているようです。その中国勢の真ん中で孤軍奮闘のようなエムズシステムのスタンドを発見してうれしくなってお声をかけてくださったようです。
エムズシステムのスタンドは、次の英文の文字だけのシンプルなスタンドです。
小さな日の丸とアーサー・C・クラークの第三法則
Any sufficiently advanced technology is indistinguishable from magic.
「十分に発達した技術は魔法と見分けがつかない」
最先端技術は魔法と見分けがつかない、というのならエムズシステムは、
if indistinguishable, please listen!
「見分けがつかないのなら、聞いてみて」
と答えたい、と思います。
かなりの騒音に包まれているにも関わらず、「なんていい音なんだ」「離れているところからも良く聞こえたよ」「あまりにも美しい!」と立ち止まる人がたくさんいらっしゃいます。