戦略PRプランナーの本田哲也氏(ブルーカレント・ジャパン代表取締役)による「なぜ日本人は世界一クリエイティブなのか」と題した講演会(ホールハート主催)が8月25日、東京・原宿で開かれた。本田氏は6月に行われた広告関連の世界最大級のイベント「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」に公式スピーカーとして登壇。

カンヌ2015での本田氏のスピーチ。着物を着てバイクにまたがる女性がスクリーンに登場

カンヌ2015での本田氏のスピーチ。着物を着てバイクにまたがる女性がスクリーンに登場

世界で注目を浴びる日本のクリエイティビティの秘密について語り、現地参加者の大喝采を浴びた。今回の講演会ではフェスティバルでのプレゼン内容とともに、本田氏の会社、ブルーカレントがかかわったソーシャルマーケティングの実例として、紙おむつ「パンパース」の「脳育眠」キャンペーンも紹介した。(CSR48、キューアンドエーMSSP事業部=来栖香)

本田氏のカンヌでの講演は「OPENING THE KIMONO ON KILLER JAPANESE CREATIVITY」という題名だった。創造力を発揮して、古い「キモノ」を脱ぎ捨てようという趣旨だ。彼は日本のクリエイティビティの秘密について、3つのキーワードを挙げて解説している。

■クリエイティビティに3つのキーワード
ひとつめが「Perfectly Rejecting Perfection (完璧なものを完璧に否定する)」。完璧な製品を追求する日本の産業の一方で、むしろクリエイティブの世界では「ゆるさ」が評価されているということだ。例えば日本が生みだしたものとして、絵文字やゆるキャラ、LINEのスタンプなどが紹介された。これらの微妙なニュアンスから生み出される非言語コミュニケーションは、クリエイティビティを発揮しなければ生み出せないものだという。

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