この連鎖を止めるために、ACEは寄付金を使った就学支援事業を行う。これまでに440人の子どもが児童労働をやめ、学校へ通えるようになった。また、児童労働が必要とならないように農業への技術支援を行い農家の収入向上にも取り組んでいる。チョコ募金は、ガーナのカカオ生産地を支援する事業に役立てられる。

バレンタインデーは、日本ではクリスマスに次ぐ大きなプレゼントのイベントだ。一般社団法人日本記念日協会によると、2014年のバレンタインデー市場規模は約1080億円に達する。その多くが上司や同僚などへの「義理チョコ」と見られる。ACE広報担当の召田さんは、「バレンタインデーは義理チョコを配るためではなく、日ごろの感謝を伝え合うイベント。チョコを配る以外の方法があると思い、チョコ募金を始めた」と話している。

バレンタインデーでは近年、義理チョコに加え、逆チョコや友チョコという新しい習慣も生まれた。「義理チョコをあげたつもり・お返しの代わり」として、チョコ募金が今後、バレンタインデーの新しい選択肢になるかもしれない。召田さんは、「バレンタインデーが、カカオ生産地の子どもたちを笑顔にするきっかけの日になってほしい」と期待している。

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