全国に先駆けて東京都が制定した「東京都女性活躍推進白書」には、ダイバーシティ推進のヒントが多く盛り込まれています。白書のなかでは、具体例のほか、変化をもたらすための方向性も示しており、従来の大企業では難しい、中小企業ならではのスキームを推進しています。女性の働き方にスポットを当てた白書ではありますが、好例の根幹には生き方や働き方の多様性に適応しているのが特徴です。(グロウスカンパニー+=山岡仁美)

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経営戦略として、ダイバーシティ推進に取り組む企業が増加する中、先日、全国に先駆け「東京都女性活躍推進白書」が策定され、舛添都知事も会見で公表していました。 

ダイバーシティ推進=女性活躍推進ではないと常々提唱している当方です。が、女性の活用は、私たち日本におけるダイバーシティの試金石であり一翼を担うものとして、注視が欠かせません。

白書の中には、現状や女性ならではの生き方、ライフイベントなどの特質も記載されていますが、注目したいのは「第2部 多様な女性が活躍する現在と未来の姿」と「第3部 東京に変革をもたらすための取組の方向性」 です。
http://www.tokyo-wlb.jp/women/hakusyo.html
 
「第2部 多様な女性が活躍する現在と未来の姿」では、エピソードとして、個人がどのようにキャリアアップや自身の能力開発を図るのか、合わせて、企業が導入・実施している施策や制度、仕掛けなどが具体的に紹介されていました。個人にとっても企業にとっても、また他の地方自治体にとっても大変参考になることでしょう。

「第3部 東京に変革をもたらすための取組の方向性」では、東京に集積する中小企業を応援・働く女性や起業を支援・若者のキャリア教育を推進と、3つの方向性を示しています。それらの具現化のために、男性をどのように巻き込むか、働き方をどのように変革していくかなど、具体的な施策やサポートについては、曖昧で非現実的な面も見受けられますが、変革を目指していることはうかがえます。

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