■「忍者」が子どもたちに問いかけ
スリランカで提供しているのは、基礎計算力を高める小学生向けのオンライン学習教材だ。子どもたちは1人ひとりパソコンを使って、算数を学んでいく。
「すらら」の特徴は3つある。一つは、子どもの集中力が続くように、1単元を15分程度に短くし、双方向性を持たせている点だ。スリランカでは、先生役の忍者のキャラクターが子どもたちに現地語のシンハラ語で問いかけ、問題に答えていくスタイルになっている。
次に、一人ひとりの理解度に応じて問題の難易度が調整される点だ。「分からないから勉強が嫌いになる」といったことを防ぎ、子どもたちは自信を深めながら、学習を進めていくことができる。さらに、「弱点自動判別システム」も搭載されている。
3つめが、ファシリテーターによるフォローだ。ファシリテーターは、目標を設定したり、つまずいているところがないか進捗を確認したり、子どもたちが継続して学習に取り組めるようにサポートしている。
■女性の自立支援にも貢献