スリランカの貧困層、オンライン教材で学力が向上

■「忍者」が子どもたちに問いかけ

パソコン上では、忍者のキャラクターが問いかける
パソコン上では、忍者のキャラクターが問いかける

スリランカで提供しているのは、基礎計算力を高める小学生向けのオンライン学習教材だ。子どもたちは1人ひとりパソコンを使って、算数を学んでいく。

「すらら」の特徴は3つある。一つは、子どもの集中力が続くように、1単元を15分程度に短くし、双方向性を持たせている点だ。スリランカでは、先生役の忍者のキャラクターが子どもたちに現地語のシンハラ語で問いかけ、問題に答えていくスタイルになっている。

次に、一人ひとりの理解度に応じて問題の難易度が調整される点だ。「分からないから勉強が嫌いになる」といったことを防ぎ、子どもたちは自信を深めながら、学習を進めていくことができる。さらに、「弱点自動判別システム」も搭載されている。

3つめが、ファシリテーターによるフォローだ。ファシリテーターは、目標を設定したり、つまずいているところがないか進捗を確認したり、子どもたちが継続して学習に取り組めるようにサポートしている。

■女性の自立支援にも貢献

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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