伊藤忠商事は、ブラジルのアマゾン川に生息する絶滅危惧種「アマゾンマナティー」の野生復帰事業に2016年度から3年間で、合計1500万円を拠出支援する。アマゾンマナティーは、大規模な乱獲により生息数が激減。密漁に伴う負傷などで、保護されている。同事業は国立アマゾン研究所(INPA)と京都大学野生動物研究センターが進めている。 (松島香織)
INPAは2008年から保護したマナティーを再び自然へ戻す野生復帰事業を開始。今年度から支援に参加した伊藤忠は、3年後の2019年までに、9頭以上を野生復帰、20頭以上を半野生復帰させることを目指している。