三越伊勢丹ホールディングスは6日、省エネや耐震性など建物の環境性能を評価する「CASBEE(建築環境総合性能評価システム)不動産」で、最高のSランク認証を受けたと発表した。伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店の3店舗が対象で、百貨店では初の認証となった。LED照明を導入した省エネへの取り組みや、「都市のオアシス」を作る屋上緑化などが評価された。
CASBEEは、2001年に国土交通省が導入した建物の環境性能を評価し、格付け手法だ。評価は、エネルギー効率性や、耐震基準、屋内環境などへ取り組みをポイントで総合的に判断し、最高SランクからCランクまで5段階に分けられる。