少なくなる一般のボランティア参加者

ここ数年、一般参加のボランティアよりも企業単位で参加するボランティアの数が増えている。全体の参加人数は年々右肩上がりだが、一般参加の森づくり参加者だけに注目するとやや停滞気味だ。といっても平均37人が参加しているので少ないとはいえないのだが、欲を言えばもう少し参加してほしいものだ。

ブナの森づくりを体験する下高井農林高校の生徒たち(長野県木島平村 カヤの平高原牧場)

ブナの森づくりを体験する下高井農林高校の生徒たち(長野県木島平村 カヤの平高原牧場)

2011年の震災後から2013年くらいまでは一般の人たちの森づくりボランティアに参加したいという意識がひじょうに高く、募集開始後1日経たないうちに定員に達することもあった。しかし、最近になると人々の森への関心が少し薄れてきたように感じる。かつては地球温暖化防止のためという言葉がもてはやされていたが、今では使われ過ぎたためか、あまり耳にしない。昨年の異常気象をみると、今こそ温暖化防止に真剣に取り組まないといけないと思う。

団体の事情としては、毎年植林を行っているので、それにつれ下草刈りが必要な面積がどんどん増えている。植林は1回だが、下草刈りはその後、5年から7年は続ける必要がある。下草刈りは真夏の暑い盛りに行う肉体的にきつい作業なので敬遠されがちである。なかには、自分が行った作業の成果を目で確かめられるのでやりがいがあると言ってくれる方もいるが、なかなかその境地までは達することが難しい。同じ作業(下草刈り)ばかり続くのでちょっと飽きてしまっている人も多いのかもしれない。

しかし、一方でリピーターの数は少しずつ増えている。2016年の集計では、一般参加者の約3/4が初めて参加、約1/4がリピーターだった。

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