中部電力は8月9日、長野県飯田市と共同で計画を進める大規模太陽光発電所「メガソーラーいいだ」の建設に着工したことを明らかにした。来年2月の運転開始をめざす。
「メガソーラーいいだ」は飯田市内の約1.8万平方メートルの敷地に建設し、発電規模は1000kW。一般家庭300世帯分の電力をまかない、年間400トンのCO2を削減する計画だ。
飯田市は昨年1月、温暖化対策に先進的に取組み自治体を選定する内閣府の「環境モデル都市」に指定された。今回の計画は同市の低炭素社会の実現にむけた取組みに中部電力が賛同したことで実現した。飯田市が用地の提供とPR施設の建設などを担当し、中部電力は発電所の建設や維持管理を受け持つ。
同社では今後、火力発電所の敷地や自社の遊休地を利用したメガソーラーの開発を進めるとしている。(斉藤円華)