国交省、改造EVの安全性確保へ

既存のガソリン車やディーゼル車のエンジン類を取り外し、代わりにモーターと電池を搭載するコンバージョンEVについて、国土交通省は7月28日、改造に伴う安全性のガイドラインを設ける検討に着手したと発表した。

コンバージョンEVはコンバートEV、改造EVとも呼ばれ、既存車両を有効活用でき、しかもEVの新車購入と比べて費用が安いのが大きな特徴。エンジンや燃料タンクを下ろしてモーターなどを取り付けるビジネスに新規参入が相次ぐ一方、改造方法は業者により様々で、安全性を心配する声もある。

国交省では、産官学で構成する電気自動車普及協議会と連携し、コンバージョンEVの規格や基準に関する案を検討する。具体的には電池やモーターを取り付ける方法や場所、電圧に適した配線などについて定めるとしている。(斉藤円華)

国土交通省関東運輸局 プレスリリース

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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