編集長コラム)経営者の最後のタスクは「社会復帰」

最近、中国の習近平国家主席の任期が撤廃されたり、ロシア大統領選挙でウラジーミル・プーチン大統領が圧勝し、2024年までの在職を決めたりなど、権力者がその任期を延長する動きが相次いでいます。

自民党も昨年、総裁の任期を「連続2期6年」から「連続3期9年」に延長を決めました。古今東西、権力者が実績を積むと、その任期を延ばしたがるのは常であり、人間としての本能のなせる業でしょう。

しかし、その行く末は本人や国にとって幸せであった事例はむしろ少なく、「独裁者」は必ず滅びることは歴史が証明しています。

これは企業経営者も同じです。「カリスマ」と呼ばれた経営者が長期にわたって会社を支配し、組織が劣化していき、大きな問題につながった事例は、日本でも決して珍しくありませんでした。

一方、引き際良く会社を辞め、経営には口を出さず、さらには自らの居場所を社会に求め、個人として社会に貢献している元・経営者の方たちもいます。私がこれまでお会いして最も感銘を受けた経営者の一人は、(旧)INAXの伊奈輝三・元社長・会長です。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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