「市場の見えざる心」が生きる時代

社会イノベーションとお金の新しい関係

「ここから20年のスパンで考えるとすれば、世界の投資の30%が社会的インパクト投資になっていく時代が、来るだろう」-。

英国で1980年代に同国初の企業向け投資のベンチャーキャピタル(ⅤC)であるロナルド・コーエン卿は、2月に来日し、こう語った。

世界のVCの流れをけん引した彼の「予言」は、当たるのだろうか。また、日本ではどうなるだろうか。

社会的インパクト投資とは、「社会的リターン」(その事業によって社会課題が解決したり変化が生まれること)と「経済的リターン」(投資によって成果が出たときの金銭的なメリット)の両方を追求する投資である。

世界で1年間に1140億㌦(約12兆円)が投資され、日本でも推計では718億円が投資されている。

この数年、世界でも日本でも急成長をしているといえよう。社会的インパクト投資は世界の、そして日本の未来を変える可能性があるのだろうか? 可能性と課題をどう考えるといいのだろうか?

社会的インパクト投資の重要な可能性は、本格的に動き始めた時のその資金スケールの大きさという「可能性」だけではない。

※この続きは、オルタナ52号(全国書店で発売中)掲載の「社会イノベーションとお金の新しい関係」でご覧ください。

uomasa

鵜尾 雅隆(日本ファンドレイジング協会代表理事)

連載:社会イノベーションとお金の新しい関係 日本ファンドレイジング協会代表理事。国際協力機構、外務省、米国NPOを経て、ファンドレイジング戦略コンサルティング会社ファンドレックス創業。寄付、社会的投資の進む社会を目指して日本ファンドレイジング協会を創設。著書に『ファンドレイジングが社会を変える』など。

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