日本初、市民出資の小水力発電事業

小早月川の砂防ダム(写真提供:おひさまエネルギーファンド)

自然エネルギー事業を手がけるおひさまエネルギーファンド(長野県飯田市)は、国内初の市民出資による小水力発電事業への出資募集を9月8日から開始したと発表した。1口50万円、または300万円で総額約7億8千万円を募り、出力1000キロワットの発電所を富山県魚津市内に建設する計画だ。

小水力発電は出力1万キロワット以下の規模を指し、中小河川や用水路を利用して発電するのが一般的だ。大規模水力発電と比較して環境への負荷が少なく、自然エネルギーの一つとして有望視されている。今回の「立山アルプス小水力発電事業」では、立山連峰の剱岳から流れる早月(はやつき)川の支流である小早月川に砂防ダムの高低差を利用した発電所を設置。年間発電収入を6500万円、出資者への利回りは3~7%と予想している。(オルタナ編集部=斉藤円華)2010年9月22日

おひさまエネルギーファンド プレスリリース(PDF)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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