SDGsを自分事化へ、丸の内プラチナ大学

本年6月15日に政府のSDGs推進本部でSDGsアクションプラン2018を充実させた「拡大版SDGsアクションプラン2018」が決定された。

そのポイントを見ておきたい。キーワードは、「未来」、「女性と次世代」そして「見える化」の3つとされている。

「未来」については、SDGsを日本の未来を創る国家戦略の主軸に据える。同日に取り纏められた「骨太の方針」「成長戦略」「統合イノベーション戦略」でSDGsの推進が強力に打ち出された。また、優れた取組を提案する約30の自治体を、「SDGs未来都市」に選定した。

SDGsの推進を通じ、世界の未来を牽引し、2019年には、G20首脳・閣僚会合の開催地からSDGsの推進を発信、2020年には、東京オリンピック・パラリンピック大会をSDGsを推進する五輪にしていく。

「女性と次世代」は、SDGsの担い手であり、政府を挙げて「女性」と「次世代」をエンパワーしていく。「次世代のSDGs推進プラットフォーム」を年末までに立ち上げる。

そして、SDGsのための行動を一層「見える化」する。「拡大版SDGsアクションプラン2018」では、政府によるSDGsの取組を倍増。「SDGsウェブ・プラットフォーム」も創設された。(https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/index.html

企業の取り組み事例では60数社・団体のリンクが紹介されている。自治体も10数事例が掲載されている。今後英語版も含めたページの充実が期待される。

■笹谷の「SDGsビジネス速修コース」の概要

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笹谷 秀光(経営コンサルタント)

東京大学法学部卒。1977年農林省入省。2005年環境省大臣官房審議官、2006年農林水産省大臣官房審議官、2007年関東森林管理局長を経て、2008年退官。同年~2019年4月伊藤園で、取締役、常務執行役員等を歴任。2020年4月~24年3月千葉商科大学教授。博士(政策研究)。現在、千葉商科大学客員教授。著書『Q&A SDGs経営増補改訂最新版』(日本経済新聞出版社・2019年・2022年改訂)、『競争優位を実現するSDGs経営』(中央経済社・2023年)。 笹谷秀光公式サイトー発信型三方よし 執筆記事一覧

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