特に、ミレニアル世代が支持するニューヨーク発のメディア「Bustle(バッスル)」には、今回のパリ協定の公式離脱の報道と共に、その離脱までの詳細なプロセスが共有されている。
最終的には「来年行われる大統領選挙の結果次第で、まだこの離脱が正式に決定したわけではない」ことを、改めて強調すると同時に、来年の大統領選挙がカギを握ると綴っている。
乱立する民主党の候補は、いずれも環境対策を重要視しており、トランプ大統領に対抗できる強い支持を集められさえすれば、パリ協定からの離脱を止められるキーパーソンになるかもしれない。
インディペンデント紙には、弁護士・アナリストであるカーリー・ピアソン氏の言葉が掲載された。「今回の発表はゾッとするし、恥ずかしいし、そして何よりも恐怖を感じる」。「現政府はまるでギャンブルをしている」と続けた。
いったんパリ協定を批准した上、温室効果ガス排出では世界第2位の米国が、トランプ大統領就任以来これといった施策も施していないため、すでにパリ協定の目標には大きく遅れをとっている。
[…] 年11月3日に行われる大統領選の結果次第では、パリ協定に残る可能性が十分ある」と、小西ディレクターは話した。 (関連ページ:米パリ協定離脱、カギは大統領選と「We Are Still In」) […]