中間選挙結果、環境政策にも影響か

米国で中間選挙が11月2日に行われ、オバマ政権を支える民主党が下院で歴史的敗北を喫する一方、野党の共和党が改選前から議席を60以上増やして過半数を獲得した。オバマ政権が掲げる改革路線は修正を迫られ、環境政策にも影響を与えそうだ。

オバマ大統領は翌3日の記者会見で敗北を認め、その原因について「米国民は経済回復の遅さにいら立っており、雇用の回復と給与の上昇を望んでいる」と語り、景気回復の遅れにあるとの認識を示した。

また、オバマ大統領は今後の政策について共和党とも協議することを公約。グリーン・ニューディール政策を掲げる現政権とは対照的に共和党は経済重視の政策を掲げており、気候変動対策法案は成立の難航が予想されるほか、現政権は天然ガスや原子力などの分野で開発を促すよう求められるものとみられる。(オルタナ編集部=斉藤円華)2010年11月4日

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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