CO2を6割減のスマートオフィス

清水建設は10月27日、同社の技術研究所(東京都江東区)内に、CO2削減と快適性を追求した、次世代型超環境オフィスを作ったと発表した。同社の開発したエネルギー制御システム「シミズ・スマートBEMS」で、CO2の排出量を一般的なオフィス比で60%削減する。

このオフィスは必要最低限のレベルに消費電力が制御され、かつ必要最小限の空間に個人最適の光・温度環境が創出される。電力の制御では、次世代送電網のスマートグリッドで使われる「デマンドレスポンス」という技術が使われる。

これはピーク時の消費電力の削減と平準化を自動的に行うもので、天候などで翌日の電力需要を予測し、太陽光発電などによる蓄熱・蓄電を活かした機器の運転を行う。また照明や空調などを働く人の好みどおりにコントロールできる。同社はこの場を、営業活動の提案に活用する方針。(オルタナ編集部=石井孝明)11月5日

清水建設 プレスリリース

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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