
アプリで表示される枠の色は、禁忌の種別ごとに、ピンクがムスリムフレンドリーな食品、黄色がビーガンフレンドリーな食品、水色がムスリムフレンドリーかつビーガンフレンドリーな食品、黒もしくは灰色がムスリム、ビーガンの方が口にできないと思われる食品、白色が未登録および認識できない食品、と分類されている。
同アプリでムスリムフレンドリーとされる食品は、豚肉やポークエキス、鶏、牛、酒、乳化剤、醤油、味噌、アミノ酸など35種の原材料表示がない商品を対象にしている。同様にビーガン食品は、豚肉、鶏肉、牛、卵、魚肉、チーズなど33種の原材料表示がないものだ。
イスラム教では、食べることが許されている食品のことをハラールフードと呼ぶ。食肉について豚肉が禁忌とされる一方、鶏肉や牛肉はイスラム教に則った「ハラールと畜」や加工処理などがなされていればハラールフードだが、原材料だけでは判断できないため同アプリでは一括で「食べられないもの」としている。
ハラールフードに関しては、認証機関による「ハラール認証」も行われている。同アプリは原材料による判定だが、ハラール認証の場合は原材料だけでなく、保管状況や製造ライン、従業員教育、管理体制などを含むサプライチェーン全体がハラールであることが求められる。